歯医者さんの中耳炎闘病日記~その3~
こんにちは、笑顔生活コンサルタントのモトシです。
前回は耳鼻咽喉科で中耳炎と診断されたところまでお話しましたね。
さて、中耳炎ということは、「中耳」の「炎症」だから中耳炎なわけですが、
そもそも「炎症」って分かりますか?口の中にも色々炎症を起こすとこがありますね。
きっと、「よく聞くし、何となくは分かるけど…」って感じじゃないですか?
炎症を簡単に説明すると、
「その部分の血液が流れが増えてその成分が血管の外に溢れ出している状態」なんです。
これは体の防御反応の一種で、血管があるところならどこでも起こり得る事なんですね。
さて、それで今回、中耳炎だったわけですが、耳鼻咽喉科の先生が言うには、
「かなり酷く腫れてる(炎症が起こってる)けど、膿は無さそうなので細菌が原因では無いでしょう。
アレルギー性の物だと思います。」
との事。炎症が起こっているのは、何か刺激があるからなのですが、
その刺激の原因は何なのかという事が治療方針にとってとても大切です。
もし細菌が原因であれば、体が細菌と戦った後の細菌の死骸である膿があるはずなんです。
それが無いという事は、他に原因があるという事で、花粉症による目や鼻の状態を考慮すると、
花粉症による炎症が耳にまで広がったというのが一番可能性が高いと言う事ですね。
これも口の中と同じです。口の中にも色んな炎症がありますが、その原因を考えるのはとても重要です。
ただし、炎症が起こっている部分は弱くなっていますので、
きっかけが細菌では無い物が原因の炎症だったとしても、
その後その部分が感染して膿が出来る事もよくあります。
ですので、今後感染して膿が出てきたらメスで切って膿を出さないといけないかもしれないとも言われました。
普段、僕も患者様に対して日常的によくしている事ではありますが、耳を切るのかと思うと憂鬱でしたね。
次回はその後の経過についてお話しますね。
あなたが笑顔で過ごせる事を願っています。
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土井基司
大阪府和泉市唐国町3-11-3
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